謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の爆裂天使の感想。
サブタイトル §
第7話 黒い空
あらすじ §
恭平は彼女と世界民族料理祭に行きました。そこからの帰り道、近道の池袋の墓場を通ります。そこで、巨大な人間カラスに襲われ、彼女はさらわれてしまいます。
慌てて警察に駆け込む恭平。しかし相手にされません。
恭平は、メグ、ジョー、エイミーに訴えます。
馬鹿にするメグ。しかし、ジョーは真面目に受け止めて、恭平と池袋に行きます。
そこには、こっそりとメグもついて来ていました。
また出現する人間カラス。
さらわれるメグ。
メグを助けようとするジョーですが、そのとき、セイからの仕事の指令が来ます。
仕事をしろというセイに対して、「私に命令する気か」と恐ろしい顔になるジョー。
しかし、ジョーは仕事をすることになり、降下ポイントで護衛対象の男を迎えます。
その男を、カラスが襲撃して来ます。実は、同じ人間カラスが敵だったことが分かります。
男は、持っていたナノボットを恭平の身体に隠すために注射します。それは6時間で人間を殺す殺人ナノボットの試作品でした。
人間カラスは鞄を奪って飛び去ります。しかし、ジョーはそれを撃てません。
カラスが1羽引き返してきて、人質とナノボットを交換するというメッセージを映し出します。
ジョーは、恭平を連れて、セイや組織の者達が止めるのも聞かず、人質との交換の場所、東京タワーに向かいます。
絶対に恭平を必要としたジョーは、恭平と手錠でつながります。
ジョーと恭平は、組織から手配されます。
感想 §
予想以上の面白さで困ってしまいます。
書くことが多いと時間も体力もすり減らしてしまいます。
いわゆる嬉しい悲鳴という奴ですね。
まず、最初に出てくるカラスに襲われる女子学生。世間をなめた女子学生という感じで携帯で世間話をしていますが。そのエロいファッション、顔についたマーク?のセンス。それが、ちょっと馬鹿っぽい雰囲気を出していますね。しかし、追われると知ったときの真剣な表情と声。これは、馬鹿っぽくありません。これは魅力がありますね。単純な馬鹿ではなく、友達づきあいのために演技の入った馬鹿っぽさでしょうか。ただの馬鹿に描かれていないところが魅力的です。
携帯も、面白いデザインですね。テンキーではなく、操作性も面白そう。
墓場の戦闘で、いきなり墓石が浮かび上がって襲ってくるというビジュアルの意外性も面白いですね。
敵がカラスという設定も良いですね。まさに都市において、カラスこそは人間の天敵になりつつあります。そういう時代性を踏まえたドラマ作りですね。
台詞も、良い台詞が多数です。
まず、「行くぞバイト」というジョーの言い方の格好良さ。
恭平とジョーの台詞で、「撃っちゃダメ。風見さんの居場所を聞かないと」「こいつにか」というところ。内容といい口調といい、素晴らしい台詞です。
「バイト、そいつを連れて逃げろ」というジョーの台詞も、なかなか重要なニュアンスを含んでいるように感じられます。この台詞は、恭平を一人前の人物として扱っている雰囲気がありますね。戦闘力はそほど高くないものの、きっちりと責任の取れる男だ、という認識はあるように感じられます。そして、彼をある意味で尊重しているわけですね。しかし、最終的にジョーは恭平の身体の中に殺人ナノボットが入っていると知りつつ彼を誘拐同然に連れて行きます。もちろん、メグを助けるためではありますが、はたして恭平などどうなっても良いと思って、道具として使おうとしているだけなのか。そうではないように感じられます。そのあたりを考えると、奥深いジョーの心情が感じられますが、それは次回に語られることでしょうね。
今回の一言 §
お約束どおりさらわれるメグ。被誘拐担当少女がいる、というのも色気があってよろしいではありませんか。少女がみんな安全に過ごすよりも、ずっとスリリングで良いと思います。